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老化を遅らせ健康寿命を延ばすには

 結論として、健康寿命を延ばすためには①質の良い睡眠(7~8時間睡眠中に起きない)、②質の良い食事(多くの食品を少しずつカロリー控えて)、③適度な運動(少しきつい運動、ストレッチ、筋トレ)、④ストレス解消(自分流の解消法を持つ)、⑤定期健康診断の受診などです。 

 先ず健康寿命を延ばすためには、生活改善管理を行い、老化を遅らせることです。そのためには上述①~⑤の実施です。老化は、悪い生活習慣、加齢、ストレスなどで進行します。老化とは、再生能力、免疫能力が低下し、ケガや病気が治りにくい状態とも言えます。老化のスピードは人や動物によって異なります。同じ年齢でも老化の遅い人もおり、一概に加齢のせいとは言えません。老化とは原因が分からない病気と言う学者もいます。

 

 老化を進行させる食品は高脂肪食(ファーストフード、揚げ物、菓子パンなど)、加工食品(特にリン含有のハム、ベーコン、練り物など)の食品です。多量のリンは腎臓(ネフロン)を劣化させ、老化を進行させます。

 一方、老化を抑制するにはカロリー制限や腸の健康です。腹八分目や腹六分目で良い腸内細菌を増やすのがポイントです。既に高血圧、糖尿病などの生活習慣病を患っている人には減塩、甘いジュース等の制限が基本です。空腹時の急な血糖値上昇を防ぐのが肝要です。

​ 血栓予防で血液サラサラの薬を服用している人は、特に転倒、頭への衝撃を受けないようにして下さい。脳出血が止まらず死に至る危険があります。

 

 健康寿命を延ばすには良い睡眠が必要です。アルツハイマー型認知症の原因物質であるアミロイドβは睡眠中に血行を通じて排出されます。睡眠時にはからだの修復に関わる成長ホルモンや意欲に関わるテストステロンも分泌されます。つまり質の良い睡眠をとらないと認知症や老化のリスクが増えます。健康は夜作られると認識して下さい。夜1回以上起きてしまう人は、その原因を調べて下さい。服薬品、座り過ぎ(下肢を動かさない)、冷やし過ぎ、利尿作用のあるお茶・コーヒーなどを夕方摂取、自律神経失調、不安、ストレスなどが原因している場合があります。

 

健康寿命を延ばすためには

 ストレスも老化を進行させる要因です。ストレスはたばこより悪いと言う人もいます。自分流のストレス解消法を見つけて下さい。例えば、汗をかく、よく寝る、からだを動かす、趣味に没頭、瞑想、深呼吸など色々考えられます。

 高齢者の死因第一位に関し、男性の70代~80代ではガン、90代以上では肺炎です。女性の70代ではガン、80代ではガンと心疾患、90代では心疾患、100代以上では老衰です。つまり免疫の低下が原因です。尚、老衰とは安らかに眠るような死とは限らず、死因が特定できないものです。免疫力を低下させないためには、冒頭の①~④の実践です。

 また、血行不良は高血圧を引き起こし、種々病気を引き起こすもとです。筋トレは病気やケガを予防し、長寿命につながります。血行不良は運動不足、からだを冷やす、悪い食事、遺伝などでも生じます。

 

 自覚症状のない病気を早期発見するため、定期的な健康診断を行って下さい。胃がん、白血病、骨肉腫などのがん、リウマチなどは早期発見すれば治る病気です。

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